今回は生活に大きな支障をきたしているパニック障害について。
パニック障害とは
突然、前触れも無く目眩や動悸、吐き気、呼吸困難、発汗、不安感と焦燥感に駆られます。
このまま死んでしまうのではないか?と思うほどです。
パニック発作
パニック障害の中心、突然発作的にくる目眩や動悸、呼吸困難、不安感で居ても立ってもいられなくなります。
倒れてしまいそうになるし、実際、倒れてしまう人もいます。
いつ来るか分かりません。
リラックス出来ていても突然ふとした瞬間に襲われます。
発作は10分程度で治まる場合がほとんどです。
予期不安
またパニック発作が起きたらどうしようという不安感に常にさらされていることです。
次なったら本当に死んでしまうかもしれない等、不安で頭がいっぱいになります。
この不安はなかなか消えません。
広場恐怖
以前、パニック発作を起こした場所や似たような場所、状況を恐れて、そういった場所や状況を極端に避けるようになります。
トラウマですね。
生活行動範囲が制限されてしまいます。
自分の症状
発端〜初期症状
今思えば、幼少期からその兆候があったのではなかろうか?と考えています。
過呼吸、死んでしまうかもしれないという不安感でパニックになって親を困らせていました。
それから中学、高校と何事も無く生活し、社会人になっても普通に働けていました。
4年前までは。
4年前、仕事中に突然の目眩と吐き気で立っていられなくなり、そこから頻繁に目眩やフラつき、吐き気、呼吸がし難い症状が出るようになりました。
このまま死んでしまうかもしれない!
症状が出る度、毎回その不安に襲われました。
特に会社の食堂などの人が大勢いる場所、打合せなどのすぐ席を立てる状況ではない場所が苦手、といか恐怖になり、食堂には行けなくなりました。
打合せは避けることが出来ないので目眩で気を失いそうになりながら、大量の汗をかきながら堪えていました。
パニック障害と診断されてから
発作を頻繁に起こし、仕事にも支障をきたし、まともに出社も出来なくなり、精神科を受診すると、うつ病、パニック障害と診断され、休職を余儀なくさるました。
薬を飲み、自宅で療養していましたが、そんなにすぐ良くなるはずも無く、外食はもちろん、スーパーなどの買い物にも一人で行くのは無理で、旅行で遠出なんて以ての外です。
出先でパニック発作が起きたらどうしよう!
という不安感が強くて自由に行動できなくなりました。
とにかく不安に思うことは全て避けるしかありませんでした。
一人で行動できない、行きたいところにも行けない、そんな状況で妻にもだいぶ迷惑を掛けたと思います。
4年経って
日常生活はだいぶ改善されてきました。
薬もよく効いているのか、前ほどパニック発作が出ることが少なくなりました。
たまに、ふとした拍子に出かかりますが、何とか発作になる前に自分で大丈夫!と落ち着かせています。
アモキサン
エチゾラム
アルプラゾラム
この薬たちが自分の脳のセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に作用して不安を和らげているのでしょう。
予期不安、広場恐怖もまだあります。
これはたぶん一生付き合っていくものだと思います。
ただ、馴れたお店での外食や、端っこの席、すぐ離脱できる状況だとだいぶ耐えられるようになりました。
どうしても不安なときは頓服のアルプラゾラムを飲んでいます。
まだ100%ではないですが改善傾向にあります。
しかし、それは今は休職しているからで、社会復帰したらまたどうなるか分からないという不安があります。
これからに向けて
まずは療養
休職中の身なのでまずは療養して、しっかり社会復帰できる状態まで回復させるのが今の体調面での目標です。
うつ病でもあるので不安感に襲われる毎日ですが、以前に比べたら好きな事が出来るようになってきました。
復職は?
現在の会社に復職するか、思い切って転職するか、迷っています。
金銭面を考えると今の職場に復帰するのがいいのですが、精神面で問題があります。
転職は転職で症状を考えると、こちらも不安があります。
しかし、やりたい事があるのも事実。
資格取得に向けて勉強もしてます。
減薬、断薬は?
現状は考えられないくらい薬に頼っています。
エチゾラムやアルプラゾラムなど、ベンゾジアゼピン系抗不安薬に頼らず生活できればいいんですが、なかなか先は長そうです。
今は薬はお守りのようになっています。
最後に
うつ病による希死念慮、パニック障害による行動制限、完全復活にはほど遠いです。
今は薬に頼りながらもゆっくり進んでいきます。
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